専門スキルで「憧れの業界」に入る! 〜 福祉・教育・医療関係
− 患者さんの身体の不調を癒すのは施術者の正確な技術と「笑顔」 −
国家資格取得、そして開業。
「こうなったらいいな」を現実に。
仕事と育児の両立もしています
鍼灸師 代居美希さん(29歳) あらいやくしはりきゅう整骨院 TEL:03−3388−3133 鍼は髪の毛ほどの細さ。
施術される側には刺される感覚がほとんどない。PROFILE 柔道整復師の資格をとり開業。
三児の母でもある。
育児と仕事を両立させるコツは 「大変と思わずにおおらかにとりくむこと」 だそう。
鍼灸には自己回復能力を高めたり、体の調子を整える効果があります。
「身体の奥からあたたまってくる」とおっしゃる方が多いですね。
「疲れがすっと抜ける」
一回の治療で見違えるように顔色がよくなる方もいて、リピーターも多いんです。
一方、施術する側にはきちんとした知識と技術が求められますから、国家資格試験にパスしないと鍼灸師にはなれません。今は開業し、鍼灸整骨院の院長として経営・診療の両面に携わっています。柔道整復師の資格ももっているのですが、今は鍼灸の患者さんのほうが多いかも知れませんね。
開業時間内は患者さんのカウンセリングと施術でほとんど時間がすぎてしまいます。実際に仕事をはじめてわかったのは、学校の使道が実践的だったこと。患者さんを安心させるコミュニケーション能力を含め、知識だけではなく、臨床で即役立つ力が身につく指導に感謝しています。
代居さんはこうして ステキなお仕事・スタイルをゲット!
●転身前を教えてください
父が鍼灸師だったこともあり、高校卒業後柔道整復師の資格を取って働いていました。鍼灸師の資格を持っていたほうが身体をみていくうえでも便利と考え入学を決意したんです。
●スクールにいってよかったことは?
なにより臨床を意識した実践的なカリキュラムで、開業しても戸惑うことなく現場に入れたこと。また、すでに子どもが二人いたので通いやすい場所だったのは助かりました。
●今のお仕事スタイルを選んだきっかけは?
在学中から柔道整復師として夫と開業していたのですが、鍼灸師の資格をとった段階で分院を開業、院長として働き始めました。
WORKING DATA ●仕事内容。。。鍼灸師 鍼灸によって病気の治療を行う仕事です。
●勤務時間&休日。。。1日10〜12時間&日曜・祝日休み 月に2〜3回、閉院後に保険請求業務をまとめてこなす日があるんですが、朝の3時4時までかかることも。
●収入。。。120万円/月 夫と二人でふたつの施療院を経営しており、役員報酬としての私の収入です。
●なるまでにかかった期間。。。13年 法律で定められた3年間の教育ののち、国家試験に合格し、鍼灸師として開業。
「好きを仕事にする本
ケイコとマナブ首都圏版」
[12月号臨時増刊号]
発行:(株)リクルート から抜粋
(2001年12月15日発行)