東洋医療鍼灸学科の履修科目は大きく分類すると、 ●基礎分野 ●専門基礎分野 ●専門分野 の3つに大別されます。 一般教養を含めた総合的な知識と、専門技術を無理なく修得できるように、1年次から基礎科目や専門基礎科目のみならず、専門分野と実技も学べるようにカリキュラムが体系的に組まれています。
21世紀に求められるはり師・きゅう師とは、どのようなものでしょうか。確かな技術を持った専門家である前に、広い視野を持った医療人として、患者の視点を保ち、相手が何を求めているのかを理解できる人間性の豊かな人材を育てたいと、私たちは考えています。 特に、基礎分野課程として、科学的思考の基盤・人間と社会についての5科目を、人間総合科学大学の特別聴講学生として履修します。 はり師・きゅう師となった際に直面するさまざまな問題を的確に判断する総合的な能力を、この幅広いカリキュラムを通じて養ってください。
本校の目指す鍼灸は、現代医学に裏打ちされた鍼灸です。 現代社会の課題に応えるために、その新しい鍼灸のベースとなる西洋医学を学習します。 治療を行うのに必要な人体の構造・機能・疾患についての知識、診察の知識・技能を学び、また予防医学に必要な衛生に関すること、さらに医療制度の知識や医療従事者の倫理、関連法規について学びます。
鍼灸の治療効果のメカニズムを修得し、東洋医学の概念や診察方法、「つぼ」とその流れ、はり・きゅうの理論を学習します。 卒業後、即戦力となりうるために、本校は特に実習を重視。 1年次から実技の時間を多く取り入れています。 また、3年次に行われる臨床実習では、実際に患者さんの来院する臨床実習施設で、実践さながらの意欲的で充実した実技教育が行われるので、卒業後の独立開業率の高さに結びついています。