東洋療法の技術向上が求められるなか、93年より、はり師・きゅう師も厚生労働大臣によって免許が与えられる国家資格になりました。
はりでの治療は、金属のハリで患部を刺激することによって自然治癒力を促進させる効果があります。
きゅうでの治療は、ツボにもぐさを置いて燃やす事による温熱療法です。はり・きゅう治療とも、生活習慣病や健康の維持増進、各種疾患などに有効な治療法としてニーズが高くなっています。
また、はり師・きゅう師は伝統医療として経験が重視される施術医療であるため、学校卒業後に治療院などで、観察力、分析力などの適切な施術ができる能力を修得しなければいけません。
最近では、活躍の場もスポーツ・美容・福祉など幅広い分野に広がっています。開業資金がそれほどかからないこともあって、治療院などで数年、経験を積んだ後、独立開業する有資格者は年々増加してます。腕が勝負の厳しい世界でもあり、自らのキャリアや創造力を生かすことが出来るため、やりがいを感じるとても魅力的な仕事です。
|